2010年3月25日号 - 「人材育成古典の言葉」

                 人材育成古典の言葉   ( 荻生徂徠の言葉)
                   (雑誌「仙台経済界」連載の下田執筆のコラムから)

8代将軍徳川吉宗への政治的助言者でもあった江戸時代の思想家だった荻生徂徠
(おぎゅう そらい)の言葉があります。  

人材育成に今でも変わらず、大いに役立つと思いますので、ご紹介します。
ビジネスマンのリーダーに役立つ言葉だと思います。

一、人の長所を始めより知らんと求むべからず、人を用いて、始めて長所の現るものなり。
  (人は使って始めて長所が分かるもの。特に管理職はそういうものだと思います)

一、人はその長所のみを取らば、即ち可なり、短所を知るを要せず。(ほとんど解説は
  不要だと思います。長所だけ考え、活用すべきで、短所はあまり、指するな。という
  ことでしょう)

一、己が好みに合う者のみを用いるなかれ。(本田宗一郎氏が若いころ部下の人事責任者に
  ほぼ同様の事を言っていたとのこと。また、セコムの飯田亮氏は「性格テストのような
  もので、同じような人だけを採用したが、組織としてはうまくいかなかった」と言って
  います。多様な人材がいてこそ、いい組織ができるのだと。)

一、小過を咎むる要なし、ただ事を大切になさば可なり。(咎むる【とがめる】とは叱る、
  注意する、という意味。小さな失敗を怒ったり注意する必要ない、仕事を大切にして
  いればよい)

一、用いる上は、その事を十分にゆだぬべし。(人材を登用したら、権限委譲し、自由に
  やらせなさい)

一、上にあるもの、下の者と才知を争うべからず。(上司は部下と能力を競ってはいけません。
  俺の方が仕事ができる、などのことは言っていてはだめです)
  レベルの高い人が苦労するのは当たり前のことです。

一、人材は必ず、一癖あるものなり、器材なるが故なり、癖を拾うべからず。
 (優秀な人材は個性が強いものです。癖があるということはいい人材の証拠のような
  ものです。その個性の強さを嫌ってはいけませんよ)

一、かくして良く用うれば事に適し時に応ずる人物は必ずこれあり。(このようにうまく
  人物を使えば、時代に応じて、仕事に適した人物は必ずいるものですよ)


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           三陸鉄道に乗ってきました。

 三陸鉄道とは北リアス線がは岩手県久慈駅から釜石まで、南リアス線が釜石から
盛駅(大船渡市)までの路線をいいます。久慈より北の方は八戸までJR線で
つながっています。
三陸鉄道のURL http://www.sanrikutetsudou.com/index.html

 仙台から日帰りバスツアーで行きました。三陸鉄道は田舎の私鉄ですが、営業努力を
しているのでマスコミに何回も取り上げられています。実際に私が体験してきたその
営業努力を紹介したいと思います。

 私が乗ってきたのは南リアス線でした。約50分ほどです。通常運転は一両なので
すが、観光の団体が入ると2または3両の運転になるそうです。

 車内は産直売店があり地元で取れた海の幸、山の幸が売られています。鉄道は海岸
沿いを走っているので海藻類や魚類が多く売られていました。

 また、これも良くマスコミで紹介されることですが、橋の上で海辺の一番景色の
良い場所にさしかかると列車はしばらくストップします。その景色をよく見られるように
してくれます。当然そのアナウンスも流れます。

 別の橋上でカモメやその他の鳥が来る場所にもストップし、餌付けがされている
ので窓から餌をやることができます。その餌(パンの切れはし)も車掌が事前に
配布してくれます。

 その車掌は地元のお祭りの装束で踊りを踊りながら、車内を歩いて回ります。
釜石から乗って最初のトンネルは非常に長く、そのためトンネル内の温度も一定
しているためレールは新幹線のようにロングレールであるとのこと。
 したがって列車の音を聞いているとゴトン、ゴトンというレールの継ぎ目の音は
聞こえないことも紹介されます。

 このような車内の案内はボランティアの女性がやっているとのことでした。
今回は60歳の人でした。話は訛りや方言が混じっており、ユーモアが溢れ、車内
の雰囲気が明るくなっています。

 サービス精神が旺盛であり、常に車内は案内の声が流れていました。その点は
非常に良かったと思っています。ただし、田舎の風景や海辺の風景をゆっくり
静かに見たいという気持ちもありました。

 団体の観光客だったから多くの案内があったのです。今度は個人的に行き、
静かな田舎の風景を見たいと思います。

 いずれにしても智恵はいくらでもあるものだと思いました。熱意を感じました。
 こういう努力も初めは誰か一人が「言いだしっぺ」なんですよね。
 
昔見た「我 一粒の麦なれど」という映画があり、その中で強く印象に残って
いるセリフがあります。それは「一人では何もできない。しかし、誰かが始めなけ
れば何も始まらない」(正確ではないかも知れません。)

 そしてその一人が始めても、いろいろな抵抗に会うんですよね。その抵抗を
強いエネルギーで突破するんですよね。そういう意味でも言ってよかったと
思っています。

 山形県のフラワー長井線というのもなかなか頑張って経営努力しているとの
ことです。今年は行ってみたいと思っています。

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      自分の元気力アップは元気な人と付き合うこと
      若手中心(30−50歳代中心だが以上もOK)の
         IGK異業種交流会のお知らせ

2010年3月の例会は4月は21日(水)です。

   テーマは「よかった旅、宿、店、グルメ情報」GWに向けて

   このテーマで話し合います。(このテーマは遊びのことなのでいいのではないでしょうか)
   (残念ですが私下田は所用で欠席です)

 4月21日(水)18:27より約2時間
 場所:仙台ビジネスホテル 
 会費は  1500円 年会費 0円

詳しい内容 お問い合わせ 幹事 川又進 氏(笹氣出版印刷)
           電話022-288−5555(会社) 
  4月は21日水


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